左右に飛び踊る【炎龍】。重心をジグの中央に配置し、
断面をひし形にすることでロッドアクションにより横方向の
スライドを容易に演出できる。また、沈下中にヒラヒラと不規則な
フラッシングを創りだす。小型回遊魚をスライド&フォールで狙い、
堤防や磯の際についているシーバス、根魚を上下の動きで誘う。
釣り人主導で誰もが容易に「誘い」のアクションを作れる万能ジグ。
岸ジギからライトジギングまで、バーチカルな釣りに対応するセンターバランスジグ。安定したスライドフォール姿勢と跳ね上げのイレギュラーアクションの組み合わせは、岸ジギにおいての鉄板パターンだ。キャスティングでは斜めの動きを演出しやすくパイロットジグとしてオールラウンドに対応できる設計。また20g・30gはやや幅広に設計する事でフォール時のフラッシング効果を高めつつ、フォール速度は細身のジグよりも遅め。これにより誘いのアピール力を強くしている。
私の住んでいる関東は年が明け、早ければ2月後半から新潟のサワラが堤防から釣れ始める。サワラの歯は鋭く、太目のリーダーも切っていく。そんな厄介な存在。スレた魚はミノーで簡単に釣れるがロストが怖い。炎龍は左右のキビキビとしたスライドとフォールを簡単に操作することが出来るので多彩な動きでスレきった魚を攻略したい。また、初夏から真夏にかけて沿岸域に接岸する青物には、ラインスラック使ったシャクリは効果的だろう。沖堤などの水深のある堤防ではシーバスが足元に多く潜んでいるので炎龍を真下に落とし巻き上げてからのフォールでさそう岸壁ジギングにも使い勝手が良いだろう。また、その日のターゲットが好む色を見つけ釣果を伸ばすのも釣りの楽しみ。カラーローテーションなどを駆使して大釣りを楽しんでみよう。