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一般的なシンキングペンシルは水を受ける「面」が
ほとんど無く、「使用感のなさ」から、水の流れを
掴むのが難しかった。その「使用感」を最大限に
引き出したのがパンチライン。直角に切り落としたような
フラットなヘッド形状がもたらす「抵抗感」が従来の
”シンキングペンシル”で感じることのできなかった、
ライン先のルアーポジション、水の流れを確実に
アングラーへ伝達する。
フォール時には並行姿勢を保ちながら
ローリングフォールを発生。
横方向へ動くルアーにシーバスが
反応しなくなっている場合やタフコンを
打開する強力なアピール力を発揮する。
横方向ではS字スラローム、縦方向ではローリング
フォールと2つの動きで立体的な
アプローチを可能とし、
より戦略的な展開で標的を誘う。
パンチラインは“必要な要素”と“欲しい要素”が
兼ね備わった、常識を打ち破る
全く新しいシンキングペンシルの形である。
使い手が状況に合わせてアクションを付ける事ができ、その上泳がすレンジまで任意に作れる事からシンキングペンシルというルアーは万能とも言われる。
ルアーひとつで色々な事が出来るという事は、必然的にルアーローテーションを減らせるという方向へと向いていく。アピアのシンキングペンシルPUNCH LINEシリーズも同様に、シンキングペンシルが持つ本来の役割というものをしっかりとベースとして押さえているのだけれど、ただそれだけでは今までのシンキングペンシルと同じでつまらない。
何か差別化を図る為にデザインを追ったり、カラーラインナップを増やすだけでは、魚が釣れる前に使っている僕等が先にさじを投げてしまう。
今はとにかくルアーの競争率が激しい。まず、一番大事なのは魚が釣れる事。その為のコンセプトがしっかりしている事。そういうのが備わって、初めて狭いタックルボックスに入れてもらえるものだと思う。
PUNCH LINEのコンセプトは明確で独創的だ。抵抗を感じるフロント形状に、流れの中でも安定したアクション。アピアの「シンペン」はそれらが完全にベースとして存在していて、そこからシルエットの変更やサイズ違いの95・90スリムというものが生まれてきた。
そして今回、PUNCH LINEシリーズにヘヴィウェイトモデルの「PUNCH LINE MUSCLE 80」が登場。抵抗を感じるシンキングペンシル・従来の投げて巻くだけのコンセプトはそのままに、更に規格外の飛距離を武器にして新しくラインナップに加わる。オリジナルの13gから16gへと変更され、今まで届かなかったポイントや水深を幅広くフォローでき、人的プレッシャーを感じる事なくベイトを捕食していたシーバスのテリトリーをMUSCLE 80で狙い撃ちできるようになった。
氾濫する飛距離の追求という競争も、MUSCLE 80なら楽に越えていけるはずだ。
この日、最も魚をヒットさせたのはパンチライン・スリム。
パンチライン一族の「ゆらゆらした泳ぎ」がきちんと反映されており、流れの中での抵抗感も先代を引き継いでいる。
このクラスにしては飛距離も充分で、自分のイメージよりはるかに飛んでいた。
この日は上流にキャスト後、流れに乗せながら明暗切替の明るい側ぎりぎりを通し、アタリのとれるラインテンションを保つ程度の早さでリトリーブ。時折1秒くらいストップさせたりして、「生き物感」を演出した。このパターンで10本程連発した。
表層も巻ける「パンチラインスリム」。フォールも、下のレンジも引けるこのルアーはこれからの季節昼夜を問わず活躍する場面が増えそうだ。個人的には春のスリムベイトで使ってみたい。
| すでにパンチラだのパンツラインだの下ネタ系のサブネームが付けられちゃってます。 口を使わないシーバスもパクッ！っと行っちゃいそうなボリューム感。シンペンアクションなのにカップが付いているから、リトリーブしている抵抗感もイイ！ なによりフォール時の絶妙なるローリングに逝きそうです。コレ、間違いなく今後のお助けルアーの筆頭になることでしょう。使えば使うほど練って練って練りこまれているなぁ～という好印象を受けます。 ちなみにFoojin'ADとの組み合わせで使用するとローリングフォールアクションの振動が手元まで伝わってきます。これはイイわ。港湾でも干潟でもめっちゃ飛ぶから磯やサーフでもイケるでしょう。 |
アピアが新しいルアーの形にセレクトしたのはシンキングペンシル、いわゆるシンペンである。そして、僕が今までに出会った３匹のメーターオーバー内、２匹も今回セレクトされた「シンペン」だった。
そんなシンペンの基本機能であるドリフト、リフト＆フォール、ステイ、リトリーブ…それらをどう形にするか。アピアが造るシンペンの形として、上記基本機能にプラスして「欲しい要素」を小さなボディに詰め込む、これがマスト条件となった。
欲しい要素とはズバリ抵抗感! これはラムタラの時も言いまくったのだが(笑) アングラーがラインの先に在るルアーを認識し易いというのは、ホントに大きなアドバンテージで、個人的には飛距離以上に大切だと思っている。しかし、抵抗感を持たせると言うのは逆にブリブリとよく動き、泳ぎ過ぎや浮き上がりに繋がり易く、シンペンとして、使い難い部分でもあったのは事実。リトリーブスピード、ラインの角度、ティップのポジションによって様々なレンジのコントロールが出来き、
そんなシンペンの基本機能であるドリフト、リフト＆フォール、ステイ、リトリーブ…それらをどう形にするか。アピアが造るシンペンの形として、上記基本機能にプラスして「欲しい要素」を小さなボディに詰め込む、これがマスト条件となった。
欲しい要素とはズバリ抵抗感! これはラムタラの時も言いまくったのだが(笑) アングラーがラインの先に在るルアーを認識し易いというのは、ホントに大きなアドバンテージで、個人的には飛距離以上に大切だと思っている。しかし、抵抗感を持たせると言うのは逆にブリブリとよく動き、泳ぎ過ぎや浮き上がりに繋がり易く、シンペンとして、使い難い部分でもあったのは事実。リトリーブスピード、ラインの角度、ティップのポジションによって様々なレンジのコントロールが出来き、
シンペンの機能を持ちつつ抵抗感を得るルアーにすべく幾度となく試作が投入された。そして生まれたのがPUNCH LINE（パンチライン）の形状なのだ。ミノー感覚で使えて、シンペンでしか出せないアクションが出る。 そんな中で、さらに「欲しい要素」がフォール姿勢である。平行に限りなく近い姿勢でのフォール。それはテンションが掛かってても、抜けていても維持され、また維持し易いと言う事。そして水平姿勢のままフォールしながらロールして沈んでくるパンチラインにシーバスは堪らずバイトするだろう。
シンペンにとって、「必要な要素」を備え、更に抵抗感、平行ロールフォール、という「欲しい要素」までをも兼ね備えたパンチライン。釣れない理由が見当たらないでしょ!
「80mm」と一口サイズだから気軽に使ってもらえるだろう。因みに飛距離に関しては、REDの言葉を借りれば「無駄に飛ぶ」ということである。問題はリトリーブが面倒くさくなる事らしい（笑）
シンペンにとって、「必要な要素」を備え、更に抵抗感、平行ロールフォール、という「欲しい要素」までをも兼ね備えたパンチライン。釣れない理由が見当たらないでしょ!
「80mm」と一口サイズだから気軽に使ってもらえるだろう。因みに飛距離に関しては、REDの言葉を借りれば「無駄に飛ぶ」ということである。問題はリトリーブが面倒くさくなる事らしい（笑）
