2014 SPRING Release!

Foojin’R

完成したとき目に見えるスペックばかりを競う時代が、終わると感じた。

2014年、APIAは
「REAL」「REVOLUTION」「REBORN」
この3つの「R」をテーマに掲げた。
これはFoojin’シリーズ11年目を迎えるに
あたってのアピアの決意の表れである。

ロッドの本質とは何かを考えたとき、もっとも大事なのはブランクであることは間違いない。飛距離やアキュラシー、操作性や強度など、良いロッドの評価基準とされる項目のほとんどはブランクの素材や設計方法が担っており、パーツやガイドの素材などはそのモデルの性能を引き上げるパートと捉えることもできる。
作り手の自分たちが出来ることを一言で言えば、とにかくブランクへのこだわりなのである。今回の新しいFoojin’Rは「この価格帯でここまで出来る」という、ロッドメーカーとしてのプライドでもあり、その証明だと捉えてもらっても構わない。クラスを凌駕する質の高いブランクで勝負するという選択も、今だからこそ絶対に必要なのだ。

Foojin’Rが他とは違う理由Foojin’R TECHNOLOGY&PERFORMANCE

私たちが目指す最良の製品とは、‘芯に力のあるリフティングパワーと高い破損荷重強度’の上に成り立つ‘トータルバランスの高さがもたらす軽量感、使用感の良さ’を備えたモノに他ならない。
‘Foojin’R’という私たちがシーバスシーンに提案する新しいプロダクトに必要なのは華美なデザインやチタンガイドではなかった。
数多の素材・工法を駆使してフィッシングロッドを創ってきた私たちは、アピア・Foojin’シリーズの次なる10年を見据え、さらなる製品の向上を目指すべく、ロッドメイキングにおけるあらゆる水準の引き上げを敢行。Foojin’Rシリーズの開発は、APIAの‘今’の視点を以て、資材調達から凡ての製竿工程をイチから見直すことからスタートすることとなった。

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1.ブランクの“質”にこだわった2つのテクノロジー
いずれのブランクも社内比最大15%の強度規格UP

各層における繊維の配向角度を考慮。軽量素材を肉厚に巻き上げ、物理的な質量による強度を追求した。

WALL MAGIC/ART MAGIC/
ROCK&STORMで採用。

シャープさ×飛距離×正確性

素材特性を活かしてカーボンの積層数を抑え、カーボンスリットテープによる補強(W.C.W.構造)を施した。

BEST BOWER/
GRAND SWELLで採用。

粘り強さ×飛距離×パワー

2. ブランクの礎

全モデル一貫して高弾性カーボン素材を
メインマテリアルに採用

一部モデルでは、使用カーボンの90%以上を高弾性素材としている。これは素材特性による高い反発力で、キャスタビリティの向上と収束の早さ(ブレの少なさ)による高い操作性の発揮にも繋がるものである。中弾性ブランクに軽量なチタンガイドを搭載することで、キャストフィールの向上を得ることもできるが、実際のキャスト、やり取りにおいて生きた反発力の礎を確保するためにハイコストな素材を採択。

3. ‘強い’ブランクの実現

新たな強度規格と‘剛性感’を考慮した2種の製法

凡てのモデルにおいて、根本的な‘強さ’の向上を図った。素材・工法及び、モデルごとのテーパーデザインとロッドアクションを考慮した厳格な強度規格を新たに設定。
(弊社既存品比で最大15%の強度規格の引き上げ)

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アピアが現代シーバスシーンに提案する
全機種専用設計モデル。5カテゴリー全13機種

大別して下記の5つのカテゴライズに併せたベストなブランクを選定し、全13機種を展開。また、当該シリーズにおいてはアピアシーバスロッドとして、初めてのベイトモデル(B70ML、B83MX)をラインナップ。

WALL MAGIC2014年6月下旬発売

アピア初、「岸壁ジギング」に特化した専用モデル。

肉厚・ローテーパー設計、感度を追求した高弾性の素材特性を盛り込んだブランクで、シャクりやすさとフックアウトを軽減する高い追従性を備える。

ART MAGIC2014年5月下旬発売

アピア的湾奥モデルの系譜―
スポットシューティングに至高のパフォーマンス。

シリーズ中、もっとも高弾性組成比率が高く、シャープなテイストを追求した。正確な弾道と安定したキャストフィール(弾道のばらつきを減少)を実現。87LX及び91MLはベリーセクションのパワーがスムーズに立ち上がるファストアクション。一定のリリーススポットが保持しやすく、キャストのタイミングと方向性が安定する。副次的な要素として、操作性の高さとフックセットレスポンスの良さを発揮。88MLXはティップ~バットエンドまで一貫して強い張りを持たせた。

BEST BOWER2014年5月下旬発売

多種多様なゲームに対する順応性の高さ-
ランカーハントにも対応するアピア・スタンダード。

飛距離、操作性を考慮した‘張り’と‘粘り強さ’、クセのないロッドアクションが織り成すトータルバランスの高さが特徴。シーバスゲームの本質を知り尽くしたアピアが贈るスタンダードカテゴリー。

GRAND SWELL2014年6月下旬発売

圧倒的な飛距離、剛柔併せ持つハイパワーモデル。

BEST BOWERシリーズの特性に加え、さらなる強度規格の設定を盛り込み、無理の利く粘り強さを追求。曲がるほどに漲るリフティングパワーを発揮、大胆かつ強引なやり取りに対応するハイパワースペックモデル。

ROCK & STORM2014年6月下旬発売

磯の至宝‘ヒラスズキ’に対峙するための専用モデル。

ロングレングスモデルながら、ブランクのブレを感じさせない高弾性系ハイテーパー設計。素材特性を活かした鋭敏な操作性と、しっかりと負荷を受け止めるバットセクションの強さが特徴。

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SPECIFICATION

GUIDE SETTING

全機種、富士工業社製KシリーズステンレスフレームSiCリングガイド搭載。ライントラブルの軽減、キャストフィールの向上を主目的として、全機種オリジナルガイドセッティング。実釣検証を重ね使用想定の範囲内で可能な限り、搭載ガイド全体の小口径化を図った。また、モデル/ガイドの種類を問わず、バットガイドからティップに掛けて、キャスト時に放出されるラインの素早い収束によるラインスラップの軽減、トラブルレスを追求したアピアオリジナルのラピッドチョークガイドセッティングを施した。

ART MAGICモデルのみ、ライトラインでのタックルセッティングも考慮したKL-Hガイド採用のオリジナルガイドセッティング。

FERRULE

接合部は高精度研磨を施したノンペイント・フェラライトフェルール(逆並継仕様)

GRIP DESIGN

モデル特性に応じたグリップフィーリングを考慮し、富士工業社製の3タイプのリールシート(TVS/PTS/VSS)を最適なバランスで搭載。シンプルな構成要素に多くの意味合いを見出せる機能美。但し、構成要素が少なければ少ないほど一つ一つの要素が表現すべき意味合いは多くなければならない。

WALL MAGIC及び
BEST BOWER B83MXのみPTS

求めたのは感度を重視したブランクタッチ式。そして、ECSよりもトリガーのフィッティングに優れるPTSを採用。

ART MAGIC TVS16

ART MAGICモデルには感度とアキュラシーを追求した新規格リールシート、Fuji TVSを採用。

BEST BOWER VSS16
GRAND SWELL及びROCK&STORM VSS17

ロッドの操作性を向上させ、長時間の釣りや中番手のリールのセッティングが想定されるため、シート全体のグリップフィーリングを重視し、VSSを採用。

モデル 規格 アクション 全長
(ft)
ルアーウェイト
(g)
ライン
MAX(PE)
標準自重
(g)
本体価格
(円)税別
WALL MAGIC B70ML レギュラー 7’0” MAX35 #1.5 126 23,900
ART MAGIC 87LX Ex.ファスト 8’7” 3~25 #1.5 134 24,900
88MLX レギュラーファスト 8’8” 7~35 #2 146 25,800
91ML ファスト 9’1” 5~28 #1.5 145 25,800
BEST BOWER B83MX レギュラーファスト 8’3” 14~45 #2.5 167 25,900
93ML レギュラーファスト 9’3” 5~28 #1.5 149 26,300
95M ファスト 9’5” 7~35 #2 167 26,500
96MLX レギュラーファスト 9’6” 6~32 #2 172 26,700
103MLX レギュラーファスト 10’3” 6~35 #2 168 27,900
GRAND SWELL 96MH ファスト 9’6” 7~42 #2.5 172 28,800
100MX ファスト 10’0” 7~42 #2.5 193 29,100
ROCK & STORM 110H ファスト 11’0” 14~70 #3 274 33,900
116M ファスト 11’6” 10~56 #2.5 227 32,900
Foojin‘R 岸壁
ジギング
バチ抜け 港湾 小〜中型
河川
大型
河川
干潟 堤防 テトラ サーフ 磯マル 磯ヒラ
B70ML
87LX
88MLX
91ML
B83MX
93ML
95M
96MLX
103MLX
96MH
100MX
110H
116M

※B70ML・B83MXは、ベイトモデルになります。 B70MLは1&am;ハーフ(グリップジョイント)、他は全て2本継ぎ。
POWER表示 L→LX→ML→MLX→M→MX→MH→MHX→H 実際の製品自重とは多少の誤差が生じる場合があります。
写真は製品仕様と異なる場合があります。

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IMPRESSION

  • Yoshida’s Impression
    at Chiba

    96MLX / 93ML / B70ML / 103MLX

  • Araki’s Impression
    at Nagasaki Area

    110H / 116M

  • Kitazoe’s Impression
    at Kochi Area

    95M / B83MX

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吉田隆@千葉

BEST BOWER 96MLX

橋脚などが絡む河川中流域、
テトラ帯などで使用
Field

内房河川の中流域でのハードカバー周り、昼間の内房サーフでのテトラ周りや遠投でのサーチ。

Lure

ナイトゲーム:ラムタラや12cm程のリップレス系、パンチラインマッスルの遠投からの速い誘い出し。
デイゲーム:30gまでのブレード、20g後半の鉄板バイブ。

このロッドの最大の特徴はバットセクションの強さとあらゆるフィールドに対応可能なパワーを兼ね備えているという事。では、どんな時にその特徴を発揮するのか?―例えば流れの強い河川でのアップクロスでのアプローチ。暴れ狂う大型シーバスを抑えこむにはバットパワー無くして寄せることさえも不可能であろう。要は主導権を魚に与えること無く、いつでもアングラー側から攻め込む為のロッドであるということ。これは河川に限らず、テトラ帯などハードカバー周りや足場の高い港湾などでも同じことが言えます。バットに粘り強さがあるが故に無駄に走られない、走らせない。瞬時に魚を浮かせ余裕を持ってランディング体制に入れるのも嬉しいところ。背負えるルアーも幅広く、中型ミノーから鉄板バイブにブレードなどなど、昼夜問わずメインロッドとしても十分に役割を果たしてくれるでしょう。特にオープンエリアでの飛距離を生かしたサーチ力にも信頼を置いています。

BEST BOWER 93ML

干潟や河川での
ウェーディングで使用
Field

河川でのウェーディング、干潟のウェーディング、運河の明暗。

Lure

ナイトゲーム:小型のミノーがメイン。繊細なジャークやティップを使ったパンチライン80のリフト&フォールなど。
デイゲーム:15g前後の軽量バイブを使い、柔らかいティップで弾かせずにノセル。

どちらかと言うと“ノセ感”重視のロッド。細く、軽く、しなやかなブランクは魚をイナシながら寄せつつ、その刹那を存分に愉しむことができます。9.3ftというレングスによる軽快性は手返しが非常によく、干潟や河川でのウェーディング、小場所での明暗部へのアプローチに最適です。ノセ重視というのは寒冷期から春先までのバチの吸い込みパターンにも応用が効くので、スレた魚にも違和感を与えることなく確実にフッキングまで持ち込めます。小型、軽量プラグをイメージ通りに操れる繊細なティップを持ち合わせているのも心強いですね。またデイゲームにおいての小型バイブレーションのリフト&フォールやティップを使ったヒラ撃ち、はたまた数センチ単位を刻みながらのボトムバンプアクションを演出しやすいのも、このロッドの最大の特徴です。「柔らか過ぎず、硬過ぎない。」アキュラシーを含め、とてもバランスの高いロッドであることは間違いありません。

WALL MAGIC B70ML

港湾部での
岸壁ジギングで使用
Field

水深6mから10mまでの港湾の岸壁。水深4mほどの運河。

Lure

20gから40gまでのジグ。20gから30gまでのブレード系。

岸壁ジギングとは、岸際に着いたシーバスを狙う手法なのだが、シーズンによってベイトの種類が様変わりすると同時にヒットレンジにも変化が見られます。年間を通して、フォールでのバイトが多いこの釣りは、水深が4mもあれば岸ジギとしての攻め方は成立しますが、着水と同時にヒットすることも多々あります。逆に水深10mのボトム付近からの巻き上げでヒットすることもあり、そこから魚を寄せるパワーやスローテーパーならではのロッド全体でホールドする感触が手に伝わります。使用するジグの重量もその時々で変えますが基本的には20gから40gまでがメイン。ジグの特性を生かしたスライドフォールタイプで足元をテンポ良く探る際にも7ftというレングスはベストと言えるでしょう。また30gほどのブレードを駆使したテンションフォールでの誘いやボトムからの速巻きによるリアクションバイトにも対応できるノリの良さも体感できます。

BEST BOWER 103MLX

大規模河川の河口や
サーフで使用
Field

大型河川の明暗部。都内や内房河川の河口エリア。サーフや磯周りの遠投や根周り。

Lure

鉄板バイブ25g、bit-v32。水噛みの強いリップ付き14cmのミノー。

ハイプレッシャーな大型河川の明暗部ではやはり飛距離が求められます。さらに潮位と流速によって刻々と変化する潮目やヨレの位置。飛距離の稼げるシンキングペンシルであっても届くことの無い河川中央へのアプローチですが、特にオカッパリから探っていると飛距離の大切さが感じられます。その対策法としてバイブレーションや鉄板バイブをフルキャストし、魚の居るエリアまでルアーを運ぶのですが、その先でヒットさせた魚を確実にフッキングまで持ち込む。さらに言えば重量のあるルアーをレンジキープするにはある程度ロッド自体にパワーが備わっていないと難しくなってしまいます。これは大型河川のみならず、30g以上のメタルバイブを使用する昼間のサーフなどでの遠投でも同じことが言えます。またレングスやパワーを生かしたハードストラクチャー周りなどの根周りでも魚を浮かせながら余裕を持って回避できます。

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荒木潤一@長崎県・五島列島

Rock & Storm 110H

磯やゴロタの
ヒラスズキゲームで使用
Field

磯、ゴロタ

Lure

14cm前後のボリュームのある(ファットな)ミノー、バイブレーション、ブレード系。

磯からのヒラスズキゲームを大きく二つに分けるとすれば、風が陸から海に向かって吹く太平洋岸の釣りと、海から陸に向かって吹く北部九州を含めた日本海岸の釣りになる。私の住む五島はどちらかといえば後者で、太平洋岸特有のウネリはあまり到達せず、季節風や低気圧通過による、いわゆる「風波」を釣ることになる。

波数が多くブレイクして、アゲインストとなることが多い時化はじめには「110H」を使用。風圧に負けず風を切るキャスタビリティーを発揮する。ショートレングスを生かし、手返しよく磯を駆けるのにはもってこいのロッド。

Rock & Storm 116M

磯のヒラスズキゲームで使用
Field

磯全般

Lure

14cm前後のミノー、30g前後のシンキングペンシル、アクション操作のいらないトップウォータープラグ(リップルポッパーなど)でストップ&ゴー。

低気圧が北へ抜けていくと風速は弱まり、波の面がきれいなうねりへと波質が変化。釣り易くなるが、波高が上がることもあるので磯際から一歩下がったアプローチも必要となる。ここでは「116M」を使用。ヒラスズキジャンキーにとってこの上ないシチュエーションの中、一本のトロフィーと対峙する時に「楽しさ」と「安心感」を併せ持った「116M」は私のオススメ。

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北添貴行@高知県

BEST BOWER 95M

市街地河川で使用
Field

中小河川の橋脚周りや河口域の干潟のウェーディングエリア。
橋脚などのストラクチャー周りや比較的流れが強いエリアに潜むランカー狙いに。

Lure

12cm前後のミノー(ラムタラやドーバー120F@プロトタイプ)。20g~28gまでのシンペンやバイブレーション。

高知市内河川は全国どこでもあるような都市型河川となります。その中でも、橋脚周りや河口域の干潟でオカッパリからウェーディングでBEST BOWER 95Mをメインで使用しています。高知県は年間を通して、メーターオーバーのシーバスやアカメが狙えるフィールドでもあります。同時に、高知の河川の特徴でもある杭だらけの橋脚の中で10キロを超える魚を獲るにはターゲットの暴威を受け止めて寄せるパワー、そして走らせる先をコントロールする操作性のバランスが高いロッドを使うことが、キャッチ率を上げる秘訣となります。BEST BOWER 95Mは、特徴的な張りの強さと軽さにより、圧倒的な飛距離はもちろん、様々なルアーサイズが扱いやすく、ミディアムパワークラスとは思えない底知れないパワーがランカーサイズでも余力を持って対峙できるロッドとなります。例えば、オープンエリアでの回遊待ちや、橋脚周りでサイズはバラバラ、時折、ランカーサイズも混ざる状況で、飛距離とルアーサイズを変えながら幅広く探りたい時に。そして、ランカーサイズ相手でもパワー負けしないのでそれらの状況の中で総合的に対応できるオススメのロッドになります。

BEST BOWER B83MX

橋脚が絡む市街地河川、
中・至近距離戦で使用
Field

中小河川の橋脚。ストラクチャー周りの接近戦や大型ルアーのピンスポット打ち

Lure

20g~35gまでのバイブ(bit-V32など)。12~15cmのミノー、40g前後のビックベイト

APIA初となるベイトタックル。僕はこのBEST BOWER B83MXを主に河川の橋脚周りで使用しています。スピニングタックルにも負けない飛距離と、近距離でのピッチングアプローチなど手返しの速さはベイトタックルならではのアドバンテージです。僕がよく使用するのは橋脚周りですが、スピニングにも引けをとらない飛距離で幅広く探ることもあり、1オンス前後の鉄板バイブにも最適です。メインで使用しているのは主に40〜50gぐらいのビッグベイトなのですが、2オンスぐらいまでなら余裕を持って投げられる強めのブランク設定。使用し始めた頃すぐに、橋脚周りでの接近戦において、B83MXとビッグベイトの組み合わせで80cmを超えるアカメを釣り上げる事ができたのだが、アカメをストラクチャーから引っ剥がすほどのトルクあるパワー、手首までくるダイレクトなファイトはスピニングタックルでは得難い、ベイトタックルの醍醐味であると思う。

  • Kimura’s Impression
    at Ibaraki Area

    100MX / 93ML / B83MX / 96MLX

  • Kenjo’s Impression
    at Yamaguchi Area

    93ML / 83MX / 96MH

  • Uchida’s Impression
    at Aichi Area

    103MLX / 93ML

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木村仁@茨城県

GRAND SWELL 100MX

大規模河川、
外洋サーフ、磯マルで使用
Field

房総磯マルでの遠投、常磐サーフでのヒラメ狙い、流芯が遠く、遠投が必要な那珂川河口等の大型河川

Lure

ガブリン125F、ドーバー120F

主に房総半島の磯マル狙いや常磐サーフでのヒラメ狙い、大規模河川である那珂川などで愛用しています。そうした場所に生息するフィッシュイーターは自ずとパワーがあり、ロッドにも魚を浮かせる為のリフティングパワーが必要となります。

常磐サーフは遠浅で波が沖合でブレイクしているポイントが多く、ターゲットが潜むエリアまでロングキャストしないとヒットに持ち込む事は困難となる。それに対応するために幅広いルアーローテーションをし、フルキャストを繰り返しながらターゲットに近づいていく。

那珂川でのシーバスゲームに必要なのは超ロングキャストと速い流れからも魚を浮かす為のパワーは絶対に必要。流れに乗られてしまえば太刀打ちできず、貴重なシーバスからのコンタクトをフイにしてしまうこともあります。かと言って、パワー偏重のロッドを使用してしまえば、シーバスからのコンタクトを得ることもままならないこともあります。GRAND SWELL 100MXは硬いだけのブランクでは無く、ティップはしなやかな仕上がりで、僕が普段から通う外洋フィールドにベストマッチしていると感じるモデルです。

BEST BOWER 93ML

涸沼を中心とした
ウェーディングゲームに使用
Field

涸沼ウェーディングゲームや盤洲干潟ウェーディング

Lure

ドーバー120Fやパンチライン95

涸沼や盤洲干潟でのウェーディングに必ず携行しているロッドがこのBEST BOWER 93MLです。水面に身を委ねながらキャストを繰り返し、シーバスからの生命感を至近距離で感じる事ができるウェーディングゲームが僕は大好きです。しかし、長時間のウェーディングは体力の消費も激しく、ロッドのチョイスが合わなければ集中力の維持も困難となります。僕が涸沼シーバスゲームや盤洲干潟でのウェーディングゲームを愉しむ際、BEST BOWER 93MLを選ぶ理由は、キャスティングの際にジャケットに引っかからない適度なグリップの長さと幅広いルアーに対応する汎用性の高さ。しなやかながら高感度特性と、ランカーにも負けないリフティングパワーを軽快なバランスで発揮していることも特筆すべきポイントです。特に、涸沼ではベイトの動きやシーバスのライズを、五感を研ぎ澄まして狙い撃つので、その際に狙った場所にルアーを撃ちこむアキュラシーを備えていることも、僕がこのモデルを手放せない理由の一つです。

BEST BOWER B83MX

涸沼のウェーディングゲーム
Field

涸沼ウェーディングでのボイル撃ちや小中規模河川のドリフトの釣り

Lure

シードライブ、ジョインテッドクロー148等のビッグベイトや15gのバイブレーションを使用したリアクションでの誘い、トップウォーターゲーム

涸沼シーバスゲームでウェーディング、オカッパリ共に愛用しているベイトロッドです。これまでベイトタックルでのシーバスゲームはバックラッシュ等のトラブルがつきまとうため敬遠されがちでしたが、近年、PEラインの使用に対応できるシーバスゲーム用ベイトリールが登場してきました。現在の主流はまだまだスピニングタックルではあるものの、ベイトタックルでの釣りはスピニングでは味わえない高感度特性に加え、エキサイティングなファイトを体感できるのが魅力。またライズが起こる状況での手返しの良い正確なキャスティングが出来るうえに、スピニングでは扱いにくいヘビーウェイトルアーでタフコンディションのシーバスに口を使わせる釣りにも抜群の威力を発揮します。BEST BOWER B83MXはバイブレーションからミノーは勿論、ビッグベイトまで幅広く扱えて、ランカーシーバスがヒットした際のリフティングパワーには本当に驚かされます。スピニングタックルでは得ることができない感動も生むことのできる一本だと僕は思います。

BEST BOWER 96MLX

河川や涸沼本湖でのオカッパリ
Field

激流河川でのテトラ帯、護岸や堤防からの遠投、ストラクチャーから魚を浮かす必要がある場所

Lure

パンチライン95やドーバー120F(プロトタイプ)など

僕が涸沼本湖や涸沼川の護岸からのアプローチに使用しているロッドがBEST BOWER96MLXです。涸沼本湖は震災で護岸堤防が崩壊し、その残りが全周域の護岸に沈んでいます。そうした場所はアングラーには少々釣りにくいと思われますが、ベイトフィッシュにはシーバスから身を潜められる恰好のハードカバーとなっています。それを狙うシーバスはショアラインに接岸する為、アングラーはウェーディングせずに陸から狙うのですが、こうした場所でシーバスがヒットするとランディングする際に魚の強烈な突っ込みでラインブレイクに繋がります。また、涸沼川も基本的にオカッパリの釣りで、ウェーディングの釣りとは違い飛距離も求められる上に、至る所にテトラが入っているので、魚を素早く浮かせる為のバットの強さを備えたロッドが必携です。BEST BOWER96MLXはオカッパリからのバイブレーションによるリアクションの釣りや河川でのドリフト釣法などしやすい事から僕が愛用しているモデルの一つです。

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献上真也@山口県

BEST BOWER 93ML

市街地の小・中規模河川で使用
Field

流れが緩やかな河川中上流部、小中規模河川の常夜灯明暗部、中規模河川河口部や干潟などのサーフエリア、港湾部

Lure

パンチラインなどのシンキングペンシル、バグラチオンなどのシンキングミノー、Hベイト140F、ラムタラ130Fやドーバー120Fなどのフローティングミノー、bit-Vなどのバイブレーションやブレード系ルアー、青龍20g等のメタルジグ

Tackle

リール:EXSENCE LB C3000HGM(SHIMANO)
ライン:Octanova-8X 1.0号(Rapala)
リーダー:Rapinova FLUORO CARBON SHOCK LEADER 22lb(Rapala)

ルアーウェイト負荷5g~28gであり、ラインナップの中でもスタンダードなモデルに位置する。

スタンダードであることの恩恵は、言い方を変えれば使うシチュエーションやセレクトできるルアーが幅広いという意味でもある。

私の住む山口県東部岩国エリアは干満の差が約4mあり、ベイトの状況やシーバスの位置が目まぐるしく変化していく特徴があるが、市内中小規模河川上流部から河口部、港湾部を中心としたベイエリアのストラクチャーゲームや各所に点在するサーフエリアにも適合し、93ML1本でデイゲームにおけるリアクションバイトを誘発させる速い釣りや、ナイトゲームでドリフトを使用したスローな釣りを展開することも十分可能な頼りになるオールラウンダーである。

BESTBOWER 83MX

河川橋脚などハードカバー周りで使用
Field

流速が速い河川の上流部、河川の橋脚や水門などのストラクチャー周り、港湾部のヘビーカバー

Lure

バグラチオン、ラムタラ130F,ラムタラバデル130,ドーバー120F、ガブリン125F、bit-V、bit-V32など120mm前後のミノー、バイブレーションプラグやビッグベイト。

Tackle

リール:TD ZILLION 100SHL(DAIWA)
ライン:Rapinova-X MULTI-GAME 2号(Rapala)
リーダー:Rapinova FLUORO CARBON SHOCK LEADER 30lb(Rapala)

私の住む山口県東部岩国エリアでB83MXを使用する場面は市内を流れる河川橋脚周りを中心とした接近戦のストラクチャーゲームである。太糸で走りを止め、瞬時に引き剥がさなくては絶対に獲ることができない状況で主にセレクトする。Foojin’R BEST BOWER B83MXはウェイト負荷が14g~45gのガチンコ系ロッドでありながらレギュラーファーストアクションに設定した軽量かつ強靭なブランクでパンチライン80~ビッグベイトまでスムーズに対応できるロッドである。

ベイトキャスティングゲームの大きな利点は、群を抜くアキュラシーの高さと、メインラインをPE2.5号に上げたとしても著しく飛距離を損なわない点であり、時にはベイトリールのクラッチON・OFFを生かしたバックドリフトで早瀬にラムタラを流し込んだり、カキ殻で形成され、僅かな隙がラインブレイクに繋がるハードボトムのヘビーカバーゲーム等、攻略の難しいランカーシーバスと対峙する場面で柔軟に活躍する心強い存在である。

GRAND SWELL 96MH

中規模河川やサーフなどで使用
Field

流速が速い河川の中上流部、河川の橋脚や水門などのストラクチャー周り、大河川の河口部、サーフエリア、フラットな地磯、遠投が必要な港湾部

Lure

パンチライン等のシンキングペンシル、ラムタラ130F、ドーバー120Fなどのフローティングミノー、バグラチオンなどのシンキングミノー、bit-V、bit-V32などのバイブレーションやテールスピンジグ。青龍20g30g40gなどのメタルジグ。

Tackle

リール:SIMANO TWINPOWER 4000S
ライン:Rapala Octanova-8X 1.5号
リーダー:Rapala Rapinova FLURO CARBON SHOCK LEADER 30lb

山口県岩国市内近郊の中規模河川とサーフを中心にFoojin’R GRAND SWELL 96MHを使用してきて感じることは、抜群の振り抜けの良さが生み出す圧倒的な飛距離と、驚く程粘り強いリフティングパワーである。ウェイト負荷が7g~42gでありbit-V,bit-V32,PUNCH LINE MUSCLE95などを遥か彼方へ届けることができる。

その高い遠投性能を生かして今まで届かなかった河川中央に存在する橋脚周りなどのストラクチャーや潮目に対して余裕を持ってアプローチすることが可能であり、通常であればラインブレイクされてしまうような際どい位置で喰わせたランカーシーバスを強引に引き剥がせるだけのパワーを備えている。

秋~冬の大潮の下げ潮など、流速が速くなる場面では魚の重さが倍増し、アベレージサイズでも手強い場面に遭遇することがあるが、96MHを使用すれば心配ないだろう。

また、市内沿岸部広域で熱さを魅せる秋のショア青物ゲームにも適合し、シーバスロッドでありながらメジロ・ブリクラスを優位に取り込める程のポテンシャルが十分にある。

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内田聖@愛知県

BEST BOWER 103MLX

市街地河川で使用
Field

名古屋・知多エリア 河口部・港湾部・沖堤のブレイクライン、 沈みストラクチャー周り、豊橋・渥美サーフ

Lure

APIA : bit-V、bit-V32、Blue Blue : Tracy25

Tackle

リール:SHIMANO VANQUISH 4000XG
ライン:YGK X8 PE1.0
リーダー:VARIVAS フロロ25lb

都市型河川の河口部・港湾部・沖堤において、魚影の濃い1級ポイントは大勢のアングラーで賑わう。しかし、私はベイトもアングラーも少ない比較的厳しいエリアで1本出す釣りが好きだ。よく探してみると、愛知はそんな場所が多いように思える。この日は時合の過ぎた港湾部で何とか1本出したいとFoojin’R BEST BOWER 103MLXと鉄板バイブを持ってポイントへ。沖に大きな船の通る航路があるが、あそこまでは届かない。しかし、鉄板ルアーと103MLXの組み合わせで、ブレイクの位置にかなり近づける事ができた。「沖でアピール、巻きで追わせて、足元のストラクチャーでかける。」これを意識して広範囲にキャストする。港湾特有の足場やキャストモーションが限定される中で、どこに立つか、どこのストラクチャーを絡めるためにラインをどこへ捌くか。また、掛けた後どこへ誘導して取り込むかなど、ランディングまでの一連の作業を組み立てる。この作業を頭の中でつなぐためのキーアイテムが「長尺で操作性の高いロッド」だ。それは単純に「飛距離」を追いかけたものではない事がお分かりいただけるだろう。

BEST BOWER 93ML

河川のウェーディング
Field

名古屋、三河エリアの河川ウェーディング

Lure

Blue Blue : Tracy15、ima : sasuke SS-95(15g以下のバイブ、小型ミノー)

Tackle

リール:SHIMANO VANQUISH 3000SDH
ライン:YGK X8 PE0.8
リーダー:VARIVAS フロロ25lb

愛知県の西三河平野に広がる河川エリアのシーバスゲームにおいて、起伏の少ないシャローフラットのこのエリアを攻略するには毎年変わる地形をいかに把握するかにかかっていることは広く知られているところだ。そうした中、特にデイゲームでは小型のミノーやバイブレーションをいかにイメージ通り操作できるかが重要になってきている。ただ巻きやトゥイッチはもちろんだが、フォールや急浮上アクション、表層サスペンド等、食わせの間合いを使い分けるアングラーは安定して釣果を上げている。Foojin’ R BEST BOWER 93MLはそんな河川で小技を駆使したテクニカルな釣りに最も適していると感じている。これらの釣りに必要な「ルアーの状態や魚のアタリを伝える感度」「ウェーディングでの軽快な取り回し」「大物を引き寄せるパワー」「飛距離」これらをバランス良く併せ持つBEST BOWER 93MLはデイ・リバーウェーディングにおける最も高いパフォーマンスを発揮するモデルと言えるのではないだろうか。

  • Hasegawa’s Impression
    at West Japan
    coast of Rocky Shore

    116M

  • Mizoguchi’s Impression
    at Kagoshima Area

    110H

  • Hirabayashi’s Impression
    at Tokyo

    87LX / 96MLX / 100MX

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長谷川泰孝@大阪府

Rook & Storm 116M

日本海、四国西南部、
九州北部の磯で使用
Field

日本海、四国西南部、九州北部の磯

Lure

ドーバー120F、ラムタラバデル、ブレード系ルアー

このモデルの一番の特徴は細身&軽量感がもたらす、リニアな操作性では無いだろうか。風に煽られるラインを狙った通りにメンディングしたり、ルアーの軌道を変えたりとその恩恵は計り知れない。ミノーやシンペンでの釣りはもちろんの事、私が得意とするベタ凪時のディープレンジ攻略に必携の鉄板バイブやブレードベイトなど幅広いルアーに対応することもこのモデルを愛用する理由の一つ。また、一見細身なブランク外観から「パワー不足なのでは?」と思われる向きもあるかもしれませんが、ショアジギングロッドの様に“暴力的”なパワーの出方ではなく、負荷に応じてしっかりとリフティングパワーが湧き上がるように感じる。2500番のレバーブレーキリール/PE1.2号にリーダー30ポンド(ナイロンorフロロ)というのが長谷川的な基本セッティングとなるが、キジハタやアカハタなどの大型根魚や真鯛など、磯での多彩な好敵手たちをボトムやハエ根から強引に引き剥がすといったやり取りにも十分な余力を備えているので、磯でのゲーム展開を愉しむために間違い無い私のメインとなる1本。

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溝口太郎@鹿児島

Rock & STORM 110H

磯のヒラスズキ、青物ゲームで使用
Field

磯(シャローエリア並びにディープエリア)

Lure

10数gの軽量ミノー〜60g程のダイビングペンシル。80gまでのジグ。

私の住む鹿児島の磯ではヒラスズキを狙っていると、青物が掛かることがよくあります。そういうシチュエーション・フィールドでの使用にオススメするのが110H。ヒラスズキ釣りに必要な10gちょっとの軽量ルアーは勿論ですが、青物用のダイビングペンシルやジグなども気持ちよく飛ばし、操作することができ、ヒラスズキ釣りに必要なティップの入いりもありながら、青物を強引に止める際のバッドパワーも兼ね備えています。また、このモデルはグリップエンドを少し短く設定されており、取り回しの良さが特徴です。強烈なリフティングパワーを備え、80cmオーバーのランカーヒラスズキのランにも難無く対応でき、ブリ・ヒラマサがヒットしても安心したやり取りが可能です。このモデルでの私の標準的なタックルセッティングは、PEライン1号~1.5号という組み合わせですが、青物が頻発するエリアでは2号クラスのラインをセッティングされるのがオススメです。

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平林峰彦@東京

ART MAGIC 87LX

都内近郊の湾奥エリアで使用
Field

港湾部。運河。河川。干潟。バチ抜け。ワーミング。

Lure

パンチライン80、パンチライン80マッスル、パンチライン90スリム、3インチ前後のワーム+ジグヘッド5~10g、バイブレーション10~15g、フローティングミノー10cm

私がART MAGIC 87LXを選ぶのは主に港湾部や運河、バチ抜けのシーズン。パンチライン80、パンチライン90スリム、小型ミノー、小型バイブレーション、ワームがメインの使用ルアーとなります。東京湾奥のフィールドには、腰から胸くらいの高さの手すりや柵が落水防止のために設置してある場所が非常に多く、リールからロッドエンドまでの長さが短いほうが、取り回しも良く操作もしやすい。また、シリーズ中唯一「超・鬼掛けティップ」を搭載したモデルなので、スレたフィールドでのショートバイトやフォールでのアタリも拾ってくれる。3g程度のジグヘッドやシンキングペンシル、フローティングミノーなど軽量ルアーをキャストし、ロッドを立てて表層をゆっくり巻いてきたときの「ツンッ」というアタリが乗せられるのは、Rシリーズで唯一ART MAGIC 87LXだけだと思う。

BEST BOWER 96MLX

Field

大規模河川、干潟、釣り公園、沖堤、テトラ帯、漁港、堤防

Lure

パンチラインシリーズ全般、ガブリン、ドーバー120F(プロトタイプ),ラムタラ、ラムタラバデル、Hベイト、bit-V、バグラチオン、鉄板バイブ、ブレード系、

BEST BOWER 96MLXは大規模河川、干潟、釣り公園、沖堤、テトラ帯、漁港、堤防と、あらゆるシチュエーションにマッチするモデルである。とにかく幅広いルアーに対応したモデルで、私の中でも使用頻度が一番高く、春先のバチ抜けと磯以外はほぼ使用している。具体的に例を挙げると、デイゲームでは足場の高い釣り公園や、沖堤、テトラ帯、堤防等はバイブレーションやブレード系をよく使用する。

またナイトゲームでは、干潟や河川のウェーディングでの使用が多い。キャスト時に水面を叩かない適度な張りと、9ft6inという絶妙に使いやすい長さが、幅広いルアーと様々なフィールドにマッチしている。

GRAND SWELL 100MX

房総半島の磯。サーフ
Field

足場の低い磯、サーフ

Lure

パンチライン95マッスル、ガブリン、ドーバー120F(プロトタイプ)、bit-V、炎龍、青龍、フローティングミノー12~15cm

房総半島の磯やサーフが、私にとってGRAND SWELL 100MXのメインフィールド。足場の低い地磯が多い房総半島で使用するロッドは、キャストの正確性や魚を寄せてからズリ上げる場所がない時のハンドランディングまでを考えると10ft.クラスが使いやすく、向かい風でもシャープな振り抜けが可能だと感じている。このモデルは、磯マルや磯ヒラで多用する12cm以上のフローティングミノーや、28g前後のシンキングペンシルを余裕で振り切ることができ、流れの中に入った時にルアーの重みを感じるティップと暴力的な引きを受け止めるバットパワーも併せ持つ。磯やサーフに立つといきなり鳥山やナブラに遭遇することがあるが、そんな時は、即座にメタルジグやヘビーシンキングペンシルに交換して、小型~中型の青物を狙うこともできるのもこのモデルの魅力の一つだ。もちろん、サーフのヒラメを狙うのにも重宝するモデルあることを付け加えておく。

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MODELS

WALL MAGICウォールマジック

岸壁ジギング専用モデル。2014年6月下旬発売

B70ML
Length:7’0” Lure:MAX35g
PE Line:MAX#1.5 Weight:126g
¥23,900

アピア初となる‘岸壁ジギング’に特化した専用モデル。特筆すべきは手返しの良さを考慮した軽量感と、フォールでのバイトに機敏に呼応する感度。負荷に応じて極めてスムーズにパワーゾーンが移行するブランクは、細かなアクションの演出を容易にするシャクりやすさを発揮し、イメージした通りにジグを小気味良く躍らせることが可能。シャープネスとしなやかさのバランスを追求し、ブランク全体に高い追従性を備えていることが特徴。フックアウトの軽減とやり取りを愉しむことまで盛り込んだ。グリップ着脱式。

ART MAGICアートマジック

アピア的湾奥モデルの系譜-
スポットシューティングに至高のパフォーマンス2014年5月下旬発売

87LX
Length:8’7” Lure:3~25g
PE Line:MAX#1.5 Weight:134g
¥24,900

あらゆるシビアなバイトを絡め獲る『超・鬼掛けティップ』を搭載。‘湾奥’というステージで群を抜く操作性を追求した。小~中型までのプラグやソフトベイトに極めて高い適性を示すが、単なるフィネスアプローチモデルとはその性質を異にする。‘芯に力のある強さ’を十分に感じさせる仕上がりで、バチ抜けパターンにも高次元に対応する。ティップ寄りのバランスセッティングは安定した飛距離を生み出し、ピンスポットシューティングを難しいものにさせない高いアキュラシーを備える。

88MLX
Length:8’8” Lure:7~35g
PE Line:MAX:#2 Weight:146g
¥25,800

幅広いルアーローテーションとあらゆるフィールドに対応する汎用性。そしてなによりも‘飛距離のアピア’を体現するために、高弾性素材の特性を余すことなく盛り込んだ爽快なキャストフィールを発揮。ティップからバットセクションまで、一貫して強い張りを纏ったシリーズ随一の鋭敏さを誇る‘湾奥’ゲームの速攻・駿足モデル。タイトかつスピーディにスポットを撃ち抜くためのシャープネスを極め、積極的なロッドワークとタイトなランニングコントロールが求められる場面で活躍する操作性の高さが際立つ一振りとなっている。

91ML
Length:9’1” Lure:5~28g
PE Line:MAX#1.5 Weight:145g
¥25,800

幅広いルアーウェイト、特にバイブレーションプラグに抜群の使用感を示す‘湾奥’のスタンダードモデル。意図的にロッドバランスをティップ寄りに持たせたことで、回投性を活かした高いキャストアキュラシーと安定した飛距離を容易に叩きだすことが可能。高い追従性を示すティップセクションと、フックセットレスポンスに優れたベリーセクションの強さが特徴で、ランカーサイズを獲るための意図に適うパフォーマンスを発揮。テクニカルなアプローチに対応する汎用性を備え、超の付く激戦区をはじめとする、食い渋るフィールドコンディションでこそ機能する操作性の高さがこのモデルの身上だ。

BEST BOWERベストバウアー

軽量感と剛性感のバランスを追求したアピアブランクの中核2014年5月下旬

B83MX
Length:8’3” Lure:14~45g
PE Line:MAX#2.5 Weight:167g
¥25,900

不要なスラックラインの生みにくさやリニアなラインメンディングなど、ベイトタックルならでのアドバンテージは少なくない。スタンダードなシャローランナー、バイブレーションからビッグベイトまでカバーする幅広いアプローチに対応する少し強めのブランク設定。LDB+Kシリーズ採用のナイロン/フロロ/PEとラインの種類を問わないオリジナルガイドセッティングを施した。ダイレクト感のあるターゲットとのやり取りを存分に愉しむため、満を持してアピアが贈るベイトキャスティングモデル。

93ML
Length:9’3” Lure:5~28g
PE Line:MAX#1.5 Weight:149g
¥26,300

スタンダードなプラッギング、とりわけミノーイングに極めて高い使用感を発揮し、干潟や河口などのシャローフラット/オープンウォーターでのゲーム展開に高い適性を示す。飛距離・パワーを損なわない範囲で、軽負荷でもしなやかに曲がり込むスムーズなベンドカーブ、軽快な取り回しと曲がるほどに漲るリフティングパワーで、ターゲットを不必要に暴れさせることなく安定したやり取りをサポートする。デイゲームでのリアクションバイト狙いのファストリトリーブにも絶妙な‘ノセ掛け’感、バイトに対する追従性の良さが特徴。

95M
Length:9’5” Lure:7~35g
PE Line:MAX#2 Weight:167g
¥26,500

飛距離とアキュラシーのバランスの上に成り立つパワーチューン―現代シーバスシーンにおける新定番の一つとしてアピアが提案するNewスペックモデル。圧倒的な飛距離、爽快なキャストフィーリングを生みだすために高弾性素材の組成比率を高めたことで、高感度特性とスラックラインの繊細な操作性も向上。ディープレンジや太い流れへのアプローチによる狙い澄ましたランカーハントや、ストラクチャー周りでの強引なやり取りにも余力を持って対峙することができる。2014年1月、量産化直前の最終プロトタイプにてテスター・北添貴行が121cm・15kgをキャッチしている。

96MLX
Length:9’6” Lure:6~32g
PE Line:MAX#2 Weight:172g
¥26,700

例えば、ナイトゲームでのドリフトによるアプローチ-振動として伝達されない微細なカレントの変化を捉えるためのしなやかさ。例えば、デイゲームでの積極的なロッドワークによる意図に適うアクションの演出を容易にさせるために必要な張りの強さ。シリーズを代表するスタンダードモデルとして、あらゆるフィールドで幅広く対応する素直なブランク特性を追求して開発。絶対的定番スペックであるが故のこだわりとして、高弾性素材特有の強すぎる張りは適度に抑制しつつ、シャープな弾道でルアーを射出するためのしなやかさを共棲させた。‘キャストがうまくなった’と感じさせるほどの質感の高さを示す。

103MLX
Length:10’3” Lure:6~35g
PE Line:MAX#2 Weight:168g
¥27,900

バイブレーションプラグをはじめ、12~14cmクラスのスタンダードなシャローランナーやシンキングペンシルによるアプローチを主体に、河口域・干潟やサーフなど飛距離が求められるシャローフラット/オープンウォーターといったシチュエーションで活躍するロングレングスモデル。激戦区の港湾部においても未開のスポットを切り開く圧倒的な飛距離を発揮。タメの効くしなやかさとストレスのない操作性は、レングスを感じさせない軽快な回投性とシャープなキャストフィールを実現。高いアキュラシーも備える。

GRAND SWELLグランドスウェル

圧倒的な飛距離と無理の効く強さを備えたハイパワーモデル。2014年6月下旬発売

96MH
Length:9’6” Lure:7~42g
PE Line:MAX#2.5 Weight:172g
¥28,800

急深のサーフや野太いカレントへの小技を利かせたアプローチをも可能にする操作性の高さがこのモデルの真骨頂。圧倒的な飛距離・重量系のルアーを思い切り振り抜くことのできるハイパワーモデルであるが、アキュラシーの高さはもちろん、向かい風を切り裂いてのキャストにもブランクがもたれないシャープさを求めた。ストラクチャーにタイトにつく狡猾なランカーとの対峙においても、強引かつスムーズに‘止める’、‘寄せる’といったパフォーマンスを発揮する無理の利く強さがこのモデルの本質といえる。

100MX
Length:10’0” Lure:7~42g
PE Line:MAX#2.5 Weight:193g
¥29,100

沖目の鳥山や潮目、遠浅のサーフ/テトラ帯から磯場に至るまで、レングスとパワーが求められるフィールドで活躍するハイパワーのロングレングスモデル。幅広いルアーローテーションに対応する汎用性を追求し、効率良く広範囲をサーチするための圧倒的な飛距離を誇る。しなやかかつ芯に力のあるリフティングパワーを備え、カレントに乗って暴走するターゲットの突進を柔軟に受け止めることができる。硬さだけが前に立つことのない強さを示し、磯マルとの瀬際での攻防、ボトムを這って暴威を振るうヒラメの攻略にも最適なブランク特性を示す。

ROCK & STORMロックアンドストーム

磯の至宝・ヒラスズキに対峙するための専用モデル。2014年6月下旬発売

110H
Length:11’0” Lure:14~70g
PE Line:MAX#3 Weight:274g
¥33,900

ヒラスズキをメインターゲットに、青物が混生するフィールドでも臆せずアプローチできるシリーズ最強モデル。強風下に晒されるようなシチュエーションで、圧倒的なキャスタビリティを発揮。ティップからバットエンドまで一貫して強烈な張りと、極めて強いバットパワーを生み出すハイテーパー設計を応用し、起伏に富んだシャローエリアでの強引なやり取りにも耐えうる剛性感が特徴。野太刀のような無骨さを漂わせる一方で、ハイパワーロッドにありがちな大味な操作性を感じさせることのない軽快な操作性を備える。

116M
Length:11’6” Lure:10~56g
PE Line:MAX#2.5 Weight:227g
¥32,900

現代的ヒラスズキゲームのスタンダードモデルとして、飛距離と操作性にこだわり、ティップセクションの“強さとしなやかさ”のバランスを追求しつくしたロッドアクションが特徴。11'6''というロングレングスはラインメンディングの容易さはもちろん、足元までルアーを引ききることができ、過酷な状況下で一歩引いたアプローチに活きるアドバンテージをもたらす。ターゲットの挙動に応じてしっかりと曲がりこみながらも、ベリー~バットセクションで極めて柔軟にターゲットの走りを受け止め、曲がるほどに漲るリフティングパワーを発揮。

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