Foojin’ Z:Quattro Blanks×AGS

2014追加新機種 11月発売予定

Foojin’ NEXT STAGE 新時代への扉

フラッグシップモデルの「Foojin’Z」(フウジンゼータ)が
大幅な変更を伴い2013年復活。
「APIA Quattro Blanks」と「DAIWA Air Guide System」
2つの先端技術の融合が織りなすパフォーマンスが
シーバスロッド新時代の扉を開くこととなった。

細身でトルクフル、なおかつシャープな“フル4軸カーボンブランクス”に、
グローブライド社が開発したカーボンガイド「AGS」を搭載。

Quattro Blanks

従来より網目の細かい「THIN4CROSS」という
4軸カーボンを採用。更に全長に配したことで、
その効果をより高めることに成功した。
ムチのようにしなるが、ネジレを抑える4軸の効果で
よりシャープなアクションが可能となった。

細身肉厚ブランクスに4軸カーボンを配することで、ネジレが大幅に軽減され、結果、「アキュラシー」の向上と「飛距離」アップにつながる。さらに本来ブランクスに伝わる「パワー」が、ネジレる方向に逃げていきパワーロスとなるところ、それを抑えることで、より本来のブランクスのパワーが余すところなく発揮できるようになる。

ティップ部まで
フル4軸カーボンブランクス

Air Guide System

グローブライド社の開発したカーボンガイド「AGS」を搭載。
最大の特徴は「超軽量」ガイドがもたらす振り抜きスピードの向上と、
わずかな変化も手元に伝える感度を生み出す「高剛性」。
「AGS」はキャスト〜キャッチまでの一連の操作性を底上げさせる。

■ 振り抜き後のティップ部振動収束グラフ

「AGS」採用ロッドのティップ部は、振り抜き後の振動復元力が、従来品にくらべ圧倒的に早い。これがブレを無くしラインをストレスなく送り出す正確なキャストと飛距離を実現する。

■ チタンとカーボンの剛性比較

チタンとの剛性比較からも、より高い剛性を有するカーボンは、その高剛性からラインから伝わるわずかな魚信を逃すことなく釣人に伝える高感度を実現した。※表は比弾性率・弾性率を比重量で割ったもの「軽くて硬い」という特性をあらわす。

(グローブライド社より提供)

SPECIFICATION

モデル グリップ
タイプ
レングス 継数
(本)
標準自重
(g)
ルアー重量
MAX(g)
ライン
MAX(PE)
カーボン
含有率(%)
本体価格
(円)税別
Beast Fang 91MH コルク 9’1” 2 179 42 #2.5 99.6 78,900
Neon Knight 85LX コルク Limited 100 8’5” 2 124 28 #1.5 99.6 74,900
EVA First of 300 8’5” 2 132 28 #1.5 99.6 73,900
Night Hawk 95ML コルク Limited 100 9’5” 2 150 32 #1.5 99.6 78,900
EVA First of 300 9’5” 2 158 32 #1.5 99.6 77,900

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Hamamoto’s Impression ▶▶

ビーストファングに求めたのは
「究極の操作性」

プロスタッフ
濱本国彦

ビーストファングを手がけるにあたってイメージしたのは、今までよりもさらに「感じる」ことができるロッドだった。具体的には、「ナチュラル7」の軽快さ、「ビーストブロウル」のパワーと飛距離、これらがバランスよく融合され、尚且つ、ロッドティップで「ライン」の重みを手元に感じられる繊細さを持ち合わせたようなロッドだ。その結果、ビーストファングのブランクは高弾性素材とフルレングス4軸成型によって、「ビーストブロウル」を凌駕する張りの強さと剛性感を纏うこととなった。また、ティップセクションには必要最低限な曲がりを考慮してチタンフレームのトルザイトリングガイドを配し、圧倒的な軽量感と高感度特性を備えたAGSをバットセクションに採用するという一風変わったアピア独自のガイドセッティングとなっている。
これらのトンガッた仕様は、ロッドティップでラインをつまむような感覚でルアーの挙動を確実に把握できる繊細さ、そして、その間にある「流れ」や「風」をも瞬時に利用できる操作性の高さをもたらした。
ルアーとラインのコントロール、フックセットからのリフト&リーリング。これらの操作のスピードが上がればキャッチ率が上がることは間違いない。
僕の考えうるわがままを全部盛り込んだ「ビーストファング」が具現化する、「究極の操作性」を是非、体感して欲しい。
この感覚の向こうに、今まで出会う事の出来なかったシーバスが居ることは確実なのだから!!

Producer’ s Voice ▶▶

「AGS」ガイドを使ったものづくりは、
Daiwaさんとの勝負でもありました。

代表取締役
宇津木善生

アピアは最初のシーバスロッドをリリースしてから今年で11年目になるのですが、「Foojin’Z」はその時代時代のフラッグシップモデルであり、何か画期的な新しい素材を採用する時に作るモデルでもあります。
今回の「Z」の大きな特徴は全長4軸カーボンブランクスに、ガイドとして軽量、かつ剛性の高いダイワ「AGS」を搭載したことです。ちなみに、同ガイドを搭載したのは同社以外では弊社が初めてとなります。そういう意味でも、“ダイワさんを超える製品を作る”というのが村岡くんとの共通テーマでした。ブランクスの開発はこの「AGS」の特性といかに相性を良くするか、相乗効果を高めるかが重要でした。今回のZは細くて、トルクと張りがあり、シャープなブランクに仕上げたのですが、テストを重ねた結果、そのブランクスの特性を強調することこそ、「AGS」と相性が良く、感度、アキュラシーを高めることができると分かりました。

Muraoka’ s Impression ▶▶

最初に「AGS」搭載のブランクス開発に
入ったのはネオンナイトからだった。

プロスタッフ
村岡昌憲

最初に「AGS」搭載のブランクス開発に入ったのはネオンナイトからだった。ナイトホークも同時に発売と聞いていたが、ネオンナイトでしっかりと技術を固めてからあとで開発することになった。

なにせ初めての「AGS」搭載ということで未知の部分が多い。事前にグローブライド社の「AGS」搭載ロッドを使用し、感覚的なものは創り上げていたつもりだったが、風神ADネオンナイトに「AGS」を搭載したものをキャストして、数投で分かったことは、今回の開発がかなり難儀なものになるということだった。最初に感じたのはチタンガイドに比べてガイドフレームが硬いことによる突っ張り感。硬い分、感度はずいぶんといいが、ガイドが突っ張って、負荷を掛けた時のロッドの曲がりが円では無く、多角形のような感覚を受ける。

その次に感じたのは、ブランクスのオーバーパワー。今までのガイドは「AGS」に比べて重い。重いということはキャストの際にそのガイドの重量分もブランクスパワーが必要だということだ。そのブランクスパワーが無いと、ガイドの重量に負けてロッドの反発力が生きず、キャストが伸びない。このガイドが「AGS」になって軽くなった分、ブランクスのパワーが強すぎるという結論になった。

そこでApiaが用意したのは、細身肉厚のブランクスだった。肉厚感は従来のものを変えず、芯材の工夫で細身を実現した。パワーはあるけど、細いので負荷を掛けると良く曲がる。このブランクスでネオンナイトに調子を合わせていった。

先に性能的な結論を述べておこう。圧倒的に変化したのは、アキュラシーだ。今まで30mキャストした時の精度が30cmという範囲だったとしたらそれが10cm以内に、60mキャストだったら2mが1mの範囲になるという、視覚ではっきりと分かるアキュラシーの向上に驚いた。それはもちろん港湾部において釣果に直結した。

次に飛距離の向上である。ブランクスが細身になった分、振り抜けスピードが速いことでの飛距離の向上。それと、ガイドが軽量化したため、キャスト時にブランクスがねじれない。ねじれないために素直にパワーの大部分がティップ部分に移行し、そのままルアーに荷重が掛かることになり、リリース時のルアーの姿勢が大変安定した。

その他、感度の向上などもあるが、釣果に直結する要素はアキュラシーの向上と飛距離の向上である。この2つを高いレベルで実現した風神ゼータ。ゼータの名にふさわしいフラッグシップとして2機種を最終的に仕上げた。

ネオンナイトは8ft 5in。やや先調子ながら初心者~上級者までが幅広く使えるようなよく飛んでよく曲がるMLXの調子に仕上げた。バイブレーションを60mほどキャストができるので、港湾部、運河、都市型河川といったスニーカースタイルのエリアで釣果を出しに行く時に最適なロッドとなった。よく飛び、バラシの少ないロッドとして多くの人にお勧めしたい。

ナイトホークは9ft 5inとした。こちらは先代の味付けそのままに、やや過激な鬼掛けティップを搭載。ネオンナイトに比べるとパワーのあるブランクスにした。これは都市型河川をのエリアを抑えつつも、日本各地にあるような川幅のある大河川で確実に最高レベルの飛距離とアキュラシーを実現し、その流れの中で掛けるランカークラスに対して主導権を渡さずにファイトするためのパワーを搭載した。ちなみにどちらのロッドもルアーを積極的に動かしていく自分のスタイルに対応するために、トゥイッチやジャークアクションをしても疲れないような最適なバランスを抑えることも最後に調整して開発を終了した。

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MODELS

Beast Fang 91MHビーストファング 91MH

Length : 9’1” Weight : 179g
Lure : Max 42g Price : ¥78,900 (税別)
Line : Max #2.5

シャープネスを究めた先鋭の仕様

アピアのシーバスロッド史上、最も張りの強いシャープなブランク特性を示し、急流やハードカバーにも臆することなくアプローチが可能。「フル4軸ブランク」が織り成す、「剛性感と繊細な操作性」が融合した珠玉のハイパワーモデル。

▶新製品の納期遅延のお詫びとお願い

Neon Knight 85LXネオンナイト 85LX

Length : 8’5” Weight : 132g (124g)
Lure : Max 28g Price : ¥73,900 (税別)
Line : Max #1.5 ※( )内はコルクグリップ版

湾奥シーバスロッドの元祖“鬼掛け”ネオンナイトが
Foojin’Zにラインナップ!

フル4軸のブランクスから放たれるコントロール性能は、まさに異次元のアキュラシー。また代名詞でもある“鬼掛けティップ”も高剛性「AGS」の感度を得ることにより、ネオンナイトを湾奥ロッドの完成系に導いたと言えるだろう。

Night Hawk 95MLナイトホーク 95ML

Length : 9’5” Weight : 158g (150g)
Lure : Max 32g Price : ¥77,900 (税別)
Line : Max #1.5 ※( )内はコルクグリップ版

村岡が操るナイトホークが、
時代とともによりバーサタイルに進化。

シャープでムチの様なフル4軸ブランクスと、超軽量で振り抜け抜群の「AGS」が組合わさる事により、9’5”とは思えないアキュラシーとキャスト感を実現。港湾から大河川までと用途も幅広く、村岡の使用タックルでも核となるモデルである。